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その時の村人Bの気持ちを答えなさい (配点100)

テンションに任せて適当に楽しく書きます

宗教勧誘された話①ネガティヴお姉さん

 
 
 
突然だけど、
 
 

私は宗教に勧誘されたことが3回ある。


 
「えっ、3回も?多くない?」と思った人はこれからも健全な人生を歩んで欲しいし、
「えっ、3回だけ?少なくない?」と思った人はめちゃくちゃ気を付けて欲しい。どんだけ狙われやすいオーラ出してんだ…。や、まあ私も他人のこと言えないんだけど。
 
 
私を勧誘してきたのは、2回は全く見知らぬ人で、1回はリアルの知り合いだった。知り合い"だった"。悲しいことに、今や過去形である。
 
 
で、最近姉が宗教勧誘されたと言っていてそれらについて思い出したので、その3回の⭐️宗教勧誘されエピソード⭐️を、3つの記事に分けて書こうと思う。
 
 
今回は一番初めにされた宗教勧誘について。
というかまあ、これは勧誘されたというよりジャパネットばりに力説されただけなんだけど。
 
 
 
 
 

本題の前に…

 
 
私はご先祖様に対して仏壇にお線香をあげることもあれば仏教系のお葬式や法事にも参加するけど、クリスマスはめちゃくちゃ気合い入れてパーティーするし、その数日後の元旦には神社におみくじを引きに行くという人間である。
「◯◯教を信仰してます!」ということは何もない。雑食というかなんというか、とりあえずなんか楽しければそれでいい。ウェイ!人生楽しんだモン勝ちッショ!wウェイ!w俺マジパリピ!wウェッ……ウェイ……ウッ…………(非リアが無理矢理ウェイの真似をしたのでショック死)
 
 
まあとにかく無宗教である。
 
 
 
更に言えば、無神論者でもある。
 
 
もしも私が死んだ後に本当に神様がいて出会ったら、その時から神様を信じることにするつもり。それまでは無神論者だ。神様だったらそれくらい許してくれるでしょ。
 
 
あっ、でも普段は「神様なんていないでしょw」とか言ってるくせに、電車の中でお腹痛くなったときは「神様ごめんなさい!お許しください!信じます!神様信じますから!治して!ウワァーン!」ってオイオイ泣くし、腹痛が治ったらまた「神様なんていないでしょw」って言い出す、クソのような無神論である。ゴミすぎる。
 
 
 
とにかくそんな適当な私なので、どこか1つの宗教に勧誘されてももちろん答えはNOだ。
 
 
 
ただ、誰がどの宗教を信仰しても別にいいと思っている。信じることが自分の人生に幸福をもたらすなら好きなだけ信じればいいと思う。精神の安定は大事だからね。他人に迷惑をかけない範囲なら、好きに信仰すればいい。
 
 
 
他人に迷惑をかけない範囲なら。
 
 
 
私に迷惑をかけない範囲なら。
 
 
信仰するのは自由だけど、私に迷惑をかけるのは許さん。そうなったらもう戦闘モードだ。
 
 
 
ここまでが前提。
 
 
 
ここから、宗教勧誘エピソードについて書きますので、まあ軽い気持ちで読んでいってください。
 
 
 
 
 
 
 
①ネガティヴお姉さん
 
 
 
 
一番最初の勧誘。
 
 
この時の私は高校生で、部活が終わり夜20時頃、人気が少ない道で自転車を必死に漕いでいるところだった。
 
 
荷物も重たいし、部活で疲れたし、明日も朝練があるから早起きしなきゃいけなかったし、うんこしたかったし、とにかく1分でも早く帰りたかった。
「あと15分ぐらいで家に着く…もう少しだ…」
そう思って自分を奮い立たせて自転車に乗っているところを、突然声をかけられた。
 
 
 
???「すみませーん、ちょっといいですかー?」
 
 
 
 
私「!! ???!!」
 
 
 
警戒心が緩んでいたところに不意打ちで声をかけられたため、心臓が飛び上がるほどびっくりした。(ちょっとちびった)
 
 
声の方向を見ると女性が立っている。
 
 
 
私 (えっ、何?……誰…?幽霊?いやでも足あるから違うか……)
 
 
 
ビビリな私は女性を見て戸惑ってしまった。一体誰なんだこの人は。
 
 
 
女性は私に近づいてきた。なんかちょっといい匂いがした。顔はいとうあさこに似ていた。
 
 
 
もしかしたら道に迷って困っているのかもしれないので少し話を聞こうと思ったけれど、いきなり刺されたりしないように距離を置きながら返答することにした。
 
 
私「えっと、どうしましたか?」
 
 
 
 
お姉さん「最近、何か悩んでることはないですか?
 
 
 
 
 
いきなりすぎるだろ。ヤラセの占い師かよ。
 
 
今ならこの時点で怪しい奴だと判断して逃げるけど、当時の私は今よりももっとバカ&世間知らず&お人好しだったため、女性と更に会話することになる。
 
 
 
 
私「あっ…うーんと……(しばらく考える)………(けど思いつかない)………特にないですね……」
 
 
私は能天気だった。
 
 
当時はこれと言って悩みなんかなかったし、何かに悩んだとしても少し経てば悩んでた事すら忘れてしまうようなアホだったのである。
 
 
 
 
お姉さん「えっ!?…あっ、そうですか…。」
 
 
私「えっ!?…あっ、はい…。」
 
 
お姉さん「…………。」
 
 
私「……………。」
 
 
 
 
 
二人ともコミュ障だった。
 
 
 
 
私もお姉さんも、完全にコミュニケーションが苦手なタイプであり、会話は全く続かなかった。
 
 
お姉さんは完全に私が何かに悩んでいる前提で話しかけてきて、予想外の返答が来たためフリーズしてしまったらしい。もう少し話題くらい準備しとけよ。
 
 
コミュ障&コミュ障の対話という重苦しい空間から逃れたくなった私は帰ろうと思った。
 
 
 
 
私「えっと、あの、それじゃあ私はこれで…」
 
 
 
お姉さん「あの!待ってください!ちょっとでいいので、お話だけでも…」
 
 
もう面倒くさかった。早く帰って夜ご飯を食べたかった。うんこもしたかった。
 
 
 
しかし相手はちょっといい匂いのするいとうあさこ似の女性だ。無視して帰ることが出来るほど、当時の私は鬼ではなかった。
 
 
 
私「じゃあ、ちょっとだけなら…」
 
 
あさこ「ありがとうございます!」
 
 
私がそう言うと、いとうあさこは語り始めた。
 
 
 
私は「ちょっとだけ」と言ったけれど、いとうあさこにとっての「ちょっと」は私にとっての1時間に相当した。私といとうあさこは違う時間軸の世界で生きているらしかった。
 
 
 
いとうあさこは突然水を得た魚のように生き生きしだして私が口を挟む暇もないほどまくし立ててきた。その熱意に圧倒され、私は門限の21時が過ぎていることを気にする余裕が無くなってしまっていた。
 
 
 
 
あさこの話の内容をまとめると、以下の通りである。
 
 
・私は学生時代いじめられて辛い思いをした
 
・そんなときに◯◯教に勧誘された 
(ネットで調べても出てこなかったので恐らく超マイナーです)
 
・最初は半信半疑だったけど、毎朝唱えている内にいい事が起きるようになった
 
・◯◯教のおかげでいじめが無くなった!
 
・◯◯教のおかげで友達が出来た!
 
・◯◯教のおかげで部活のレギュラーに選ばれた!
 
・◯◯教のおかげで試験でいい成績を取れるようになった!
 
・◯◯教のおかげで志望大に受かった!
 
・◯◯教のおかげで志望の職に就けた!
 
 
 
 
 
進研◯ミの漫画かよ。
 
 
 
 
 
「あっ、これゼミでやった問題だ…!」
 
「ありがとう、進◯ゼミ!!(満点のテストを持ってピース)」
 
みたいなアレかよ。
 
 
宗教のおかげとはいえあさこは人生トントン拍子で幸せなように見えたので、「ほーん、それはよかったのう」程度に思っていたが、この後から段々あさこの話が変わっていった。
 
 
 
・信仰心が足りないと時々罰を受ける
 
・私はそのせいで最近資格試験に落ちたり、ダイエットに失敗したりした
 
・だから今はこれまで以上に信仰するようにしてる
 
・ちゃんと信仰してればいいことがあるし、信仰しないと悪いことが起きる
 
・こんな素敵な◯◯教、あなたもどう?
 
 
 
 
 
私は当時部活が一番忙しい時期で、顧問からは毎日のように「努力!情熱!やる気!練習!」と叫ばれて(洗脳されて)いた身であったので、このあさこの話にイライラしてきてしまった。
 
 
 
 
資格試験に落ちたのも、ダイエットに失敗したのも、全部てめーの努力不足じゃねえか。
 
 
 
私の険しくなった表情に気が付かずに、あさこはその後もとにかくその宗教の良さについて喋り倒してきた。
 
 
それに伴い私のイライラゲージはどんどん蓄積されてゆく。
 
こいつは何故いちいち宗教のせいにしてるんだ。
 
信仰心とかの問題じゃないだろそれ。
 
 
 
 
そしてやっとひと段落ついたときに、私はあさこに感想を求められた。
 
 
あさこ「どうでしたか?いいですよね?興味持ちました!?」
 
 
 
 
私「ああ、ムカつきました」
 
 
 
 
あさこ「えっ」
 
 
私「えっ」
 
 
私はここまで長々と説明してもらったので感謝の念と当たり障りのないコメントを述べるつもりだったのだが、なんとそれよりも先に本心が口から飛び出してしまったのだ。
 
 
普段は争い事を避け無難な言葉しか口にしない私が、疲労と怒りでつい本音を口にしてしまったのである。
 
 
あさこは私にまたもや予想外の反応をされたためか、しばし固まってしまった。
 
私はどうにか取り繕うか、もうこのまま開き直って思ったことを述べてしまうか一瞬悩んだ末、後者を選択した。
 
 
 
私「資格試験に落ちたのとかダイエットに失敗したのとか、単純に自分の努力不足じゃないですか?」
 
 
あさこ「いや、それは信仰心が足りなかったからで…」
 
 
私「私は神や天罰なんて信じていないですけれど、まあ百歩譲って自分や周囲の人が事故や病気に次々に見舞われるとかなら罰だとか祟りだとか言われても納得するかもしれません。
でも資格試験やダイエットは違うじゃないですか。事故や病気は避けられないものかもしれないけれど、試験やダイエットなんかは努力次第でどうとでもなるものじゃないですか」
 
 
あさこ「うーん…」
 
 
 
 
 
あさこが困惑してる姿を見たその時、私にとある人物の生き霊が憑依した。
 
 
 
 
 
 
 
『諦めんなよ!お前、諦めんなよ!!!』
 
 
 
 
 
 
 
ーーーー松岡修造である。
 
 
 
 
 
私の心の中のリトル松岡修造は、いとうあさこに対して熱い叱咤激励を始めてしまう。
 
 
 
 
私「大体、神のおかげとかなんとか言ってましたけど、貴方にいい事があったのは全部貴方の努力の賜物ですよ!!!」
 
 
 
 
私「いじめの苦難を克服して友達が出来たのも!!!部活のレギュラーに選ばれたのも!!!試験でいい成績を取れたのも!!!受験や就活が上手くいったのも!!!貴方が頑張ったからです!!!」
 
 
 
 
 
リトル松岡修造『もっと熱くなれよ!!!!』
 
 
 
 
 
私「もっと自分を褒めるべきです!!!貴方の努力を認めるべきです!!!」
 
 
 
 
 
リトル松岡修造『熱い血燃やしていけよ!!!!!』
 
 
 
 
 
 
私「今までそれだけ頑張ってこれたあなたなら、資格試験だってダイエットだって絶対成功できますよ!!!もっと自信を持ってください!!!」
 
 
 
 
 
前半で精力を使いすぎた私は後半から賢者タイムに入ってしまい「一体私は何をやってるんだろう」「辞めるタイミングを失った、どうしよう」「そろそろ肛門が限界だ、ここで漏らした場合どう対処しようか」などと考えていた。
 
 
その間、あさこは「あの」「えっ」「はい」など小声でリアクションしてくれていた気がする。あさこさんは優しい女性であった。
 
 
 
そして、私のボキャブラリーの泉が枯渇して渋々松岡修造が帰っていったところで話を止めると、
 
 
 
なんと、
 
 
 
あさこ姉さんが泣いていた。
 
 
 
 
なんということだ。部活帰りのただの女子高生が優しいOLを泣かせてしまったのである。
 
 
 
 
一体なんだこの状況は?
 
 
これは松岡修造が悪いのでは?
 
 
私のせいではなくない?
 
 
っていうかマジで肛門限界なんだけど?
 
 
ここで漏らしたら流石にやばい?ギリセーフか?
 
 
 
 
もう私の頭の中は大混乱であった。頭の片隅でぼんやりと「脳内世界恐慌」という謎のキーワードを思い浮かべてしまつくらいに。
 
 
 
私は女性を泣かせるという経験が乏しくどうすればよいのか分からなかった。
もしも私がイケメンだったら「お姉さん、泣くなら俺の胸で泣きな…。(ギュッ)」と抱きしめて胸を貸すのだけど、私は女である。
しかも泣かせたのは私である。
 
ここはとりあえず土下座でもした方がいいのだろうか…。
 
 
 
混乱してる私に対し、ひとしきり泣きじゃくったあさこ姉さんは言葉を紡ぎ出した。
 
 
 
あさこ「本当にありがとうございます……」
 
 
私「!!?」
 
 
予想外の反応をされ、今度は私がフリーズしてしまった。
 
 
あさこ「今までそうやって言われたことなかったので、本当に嬉しいです…」
 
 
あさこ「そうですよね、全部私が頑張ったおかげですよね…」
 
 
あさこ「私の力だったんだ…」
 
 
あさこ「自分の努力を認めてもらうのってこんなに嬉しいことなんですね…」
 
 
あさこ「本当にありがとうございます…!」
 
 
 
あさこ姉さんは私に感謝したのである。
 
松岡修造に憑依されただけのただの女子高生に、頭を下げてお礼を言ったのである。
 
私は適当に言っただけなのに。
 
 
 
その後は何か吹っ切れたらしいお姉さんに感謝され、無理矢理勧誘されることなくお別れした。
 
別れ際も何度も頭を下げられ、こちらが恐縮してしまう程だった。
 
 
その日知り合ったばかりの二人であったが、別れる時はお互いに一回り成長していたような、そんな気さえした。
 
 
 
 
私にはお姉さんが今どうなったのか分からないが、幸せになってくれていればいいなーと思う。
 
 
 
以上が、宗教勧誘された話①である。
 
 
 
 
 
ちなみに私の門限は21であったが帰宅したのは22時半であったため、家に帰るや否や両親たちにブッチブチにブチギレられたのだけはなんだか納得いかなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

まとめ:

 
 
 
 
 
松岡修造のおかげで宗教勧誘を撃退できた
 
 
 
 
 
 
松岡修造は半端ない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
つづく